• DATE:
  • 2016.03.31
  • 気づいた事、発見した事

  • TITLE:
  • 第204回「日本語の起源」M.T

現在作業をしているプロジェクトに、3名の中国人と2名のインド人の方がいらっしゃいます。
インドの方のお一人は、インド南部のタミル出身です。

タミルというと、タミル語と日本語の相似性について日本語学者の大野普さんが論じています。
大野普「日本語の起源」によると、母音や子音について一定の変換を通すと同じ意味の単語が通常では考えられないほど多数あるとのことです。
一定の変換とは、例えば訛りのようなものです。

似た言語というと、英語とフランス語、ドイツ語などは同じ言語から派生しているので、発音も綴りも似ています。いわゆるアングロサクソン語です。
同じように、タミル語と日本語(特に古語の大和言葉)にも相似性が見られる、と大野先生は主張されています。

職場のタミル出身の方とも少しお話しましたが、語順がタミル語と日本語は同じなので文法は分かりやすかったということを話されていました。

私も昔初めてこの本を読んだ時はその相似性の高さに目からウロコの思いでした。
今、ネットで調べるとどうやらこの大野先生の主張は学会ではキワモノ的な扱いであるようです。
その真偽は私にはわかりませんが、遠いインドの地から海伝いに人間が移動し、それとともに言葉が伝わっていったと考えるのもロマンがあって、私は好きです。

この記事はワタシが書きました。

システム部

M.T

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